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競馬予想私論(近走のタイム)

タイムの勉強は馬券を買う人間にとって避けては通れない道でしょう。

ペースという概念が一般化してからは、更に難しくなってしまいましたが、基本的な事は頭に叩き込んでおくことを薦めます。ひょっとしたら、レースの結果を理論的に説明できるのはタイムくらいじゃないかとも思います。

ただ、このタイム理論も突き詰めると、ラップにまで及んで精査しなければならず、神経質な人だと1レースに掛かる予想時間が半端でなくなるのも事実です。
競馬だけのために時間を費やすわけにもいかないので、私は手っ取り早く競馬ブックスピード指数を利用しています。

下の写真が競馬ブックに掲載されているスピード指数の欄です。

keibabook-co-jp Picture 2
※クリックで画像は拡大します



予想レイティングを使っているのにスピード指数なんていらなくね?」


そう思われる方がいるかと思いますが、スピード指数レイティングには決定的な違いがあります。

レイティングはその馬の潜在能力がわかります。
最大でどのくらいの能力を発揮できるかの目安になります。
近走を重視しているとはいえ、デビューしてから現在までの数値の合計なので、その馬を"線で追っている"と言えるでしょう。

一方、スピード指数はレース毎の数値なので、"点で追っている"ことになるんですね。
どんなに潜在能力が高くても、今走にその能力を発揮できる状態にあるのか?という問いに的確に回答できるのはスピード指数かと考えます。
レイティングの弱点を補うことにも一役買ってくれます。

しかし、このスピード指数にもレイティング同様、問題点があります。

  • 中央場所のみが数値のカウント対象

  • レースの状況による修正が甘い

  • タイムを計時したときに必ずしも好着順ではない


1つ目はレイティングと同様です。
あまりにも過去の数値になるときは他の要素を絡めて、アナログ的な修正が必要になります。迷うくらいなら買っておけ!が自論ではありますが。

2つ目は、長い間この指数を利用してきましたが、どうも修正が甘く感じます。
このスピード指数は決して着順通りに数値が高くなることのない(例:2着馬が1着馬の数値を上回ることもある)優秀なものですが、特に、道中の不利、馬場の違い(芝、ダート)、馬場のコンディション(重馬場など)の修正がしっくりこないんですね。
そこで、既成の修正法を拝借して自分なりにアレンジして使ってます。
既成の修正法はネタバレ的にサイドバーの"Reccomend Item"のところにコッソリと載せていきますので、関心のある方は一読をお勧めします。

3つ目はペースや馬そのものによることが大きいです。
例えば、準オープンを昇級して初めての重賞に出た馬がいるとします。道中のペースは準オープンより当然速くなるわけで、ついていっただけでベストタイム。だけど惨敗といったことが起こります。
それと、馬の個体差によりますが時計の掛かる馬場がもともと得意で、速い時計の出る馬場が苦手な馬ってのがいます。
この辺は、馬の格や特徴を見ていかないと修正が出来ないものです。コチラも"Reccomend Item"でw


スピード指数の弱点を踏まえて、私の場合は以下のように使用しています。

  • スピード指数の最低基準値を求める

  • レイティングで振り分けた能力上位馬でスピード指数の基準値の満たない馬は消しの対象

  • 修正したスピード指数が100を超える馬は買いの対象


最低基準値の算出の方法は既成の方法の流用です。(注:表にある昇級点とは関係ありません)
能力上位にあっても、そのパフォーマンスを発揮できる状態にない馬はどんどん消去です。スピード指数以外に気になる美点があれば別ですが、基本は消去の対象です。

表に出ている近3走のベスト数値を修正して使ってます。
競馬ブックのスピード指数の範囲は0~100ですが、修正すると100を超える時があります。100を超えたモノは100とする方法もあるのですが、私はどの程度100を超えたかも確認したいので超えたままの数値を採用しています。100を超えた馬の好走率はそこそこ高いです。
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